6月9日、尾張旭ロータリークラブで卓話をさせて頂く機会を頂きました。
今回は「大人の食育:生きることは食べること そして楽しむこと♪」~自然とつながり豊かに生きる「食農ライフ」のすすめ~というタイトルで、8年前から自身で栽培研究している「ローゼル」について様々な角度からご紹介させていただきました。
ローゼルは、環境改善植物、そして健康に有用なハーブとして利用価値の高いケナフの仲間です。
栽培することで大気中のCO2を削減するため地球温暖化防止に役立ち、地下水や土地を浄化する能力もあるというとても地球に優しいハーブです。
地球温暖化の主因といわれている大気中の二酸化炭素(CO2)を、杉の7倍以上も吸収するパワーがあるとされ、自然を有効利用して生産される資源「バイオマスの利用」という経済的な面にもつなげることができる植物、それがローゼルです。
そして何より、食用としても葉・花・実・茎・種に至るまで、全て食べることが出来ることも大変魅力的です。
ローゼルにはビタミン・ミネラル類やアントシアニン色素・ペクチンをはじめ、クエン酸・リンゴ酸などの有機酸類も多く含まれ、美容と健康維持に役立ちます。
見た目も美しいルビーレッドの色の成分は「活性酸素」の生成を抑制する抗酸化ポリフェノール。
血液を綺麗にする効果があるとされるカリウムを多量に含み、利尿作用もあるので二日酔いやむくみの改善に役立ちます。
更には便秘や肌荒れ・疲れ・美白・美肌・滋養強壮など様々な効果が!
まさにローゼルはオールマイティーな自然の健康食品なのです。
ローゼルには実に多くの利用方法があり、誰でも簡単に、しかも無農薬で育てることができます。
種を蒔くことから始める自然とつながる暮らしは、本当に素敵です。
栽培し、観察し、美味しく利用することは、心と身体の健康維持はもちろん、ローゼルの栽培が今後もっと広がれば、草の根的なエコロジー活動にもなっていくような気がします。
8年前、一粒のローゼルの種との出会いから始まった食農ストーリー。
毎年大切に栽培を続け、増やした種は多くの農業従事者の方や友人たちの手に渡り、今ではあちらこちらでその時のローゼルの子孫たちがたくましく育っています。
Facebookページ「ハイビスカスローゼルをこよなく愛する仲間たち」“Rosellian”のコミュニティーの950名あまりのメンバーの方々や、活動に協力してくださる有志の方たちと共に、これからもローゼリアンの輪をより大きく楽しく広げていきたいと考えています。